しゅんてん
僕は普段はギャンブルをしないのですが、友達にギャンブル好きな子が多いため付き合いでちょくちょくギャンブルをする機会があります。
パチンコも時々行くのですが、あまり好きにはならなかったです。というのも、僕が初めてパチンコに行ったときはプライベートではなく、打ち子として行ったからかもしれません。
今回は、パチンコの打ち子のバイトをやった時のことについて語ろうかと思います
なぜ打ち子バイトを始めたのか
僕が大学1年生の冬の話です。当時僕は居酒屋でアルバイトをしていました。
高校生のころから自分専用の車を持つことに憧れていて大学ではサークルも入らずバイトばかりしており、最高月収は17万円でした。
居酒屋以外にも色々なバイトを掛け持ちしたりと、我ながら頑張っていました。
その過程でラクして稼げる「楽なバイト」もいくつか知りました。
そんなこんなでバイトばかりしてたので、10月ごろには103万近くまで稼いでしまいました。
学生は1年間で103万円以上稼いでしまうと税金が掛かってしまいます。
何も考えず稼いでしまって貯金も大してしていなかったので、収入なし貯金ほぼなしの窮地に追い込まれました。
年内のお金を工面できないかと考えた結果、行きついた答えは手渡しで貰えるバイトをすることでした。※手渡しだろうが確定申告は行いましょう
そこで高校の時の友人からあるバイトを勧められました。それが「パチンコの打ち子のアルバイト」でした。
打ち子になるためにパチプロに会いに行った
友人の紹介で打ち子になるべ、パチプロの方と面接することになりました。
面接場所は、名古屋の住吉のキング観光の近くにあるコメダ珈琲。
友人の紹介とはいえ、会うのはめちゃくちゃ怖かったです。出会い系もやったことなしオフ会にも行ったことない。そして普段パチンコにも行かないし、パチンコに良いイメージがない。
パチプロと聞いて最初に連想したのは「ヤ〇ザ」。危ないと分かっていましたがやっぱりお金には勝てない。
パチプロ
当日の服装は伝えてあったので声を掛けられました。
声のするほうをに目をやると・・・そこには30代前半と思われるまぁまぁガタイのいいおっちゃん。
しゅんてん
そう思いましたが後には引けません。挨拶をしてパチプロのいる席へ。
パチプロ
なんて軽く自己紹介。そしてアイスカフェオレを注文。
パチプロ
しゅんてん
パチプロ
しゅんてん
その後は仕事内容だったり、給料の話だったり、次の出勤日の話をしてその日は解散。コメダ珈琲で飲んだカフェオレは奢ってもらえました。
さらには帰り際に交通費として1,000円を頂きました。
打ち子バイトとしての初出勤
最初の勤務地は、キング観光住吉店でした。
前日にパチプロから勤務地と集合時間が指定されていました。
指定された時間に現地へ行き、整理券を貰いました。
するとパチプロから「渡したいものがあるから近くのコンビニの前に集合して欲しい」ラインが来ました。
周りを見渡しコンビニを見つけたので行ってみると、入り口の前に3~4人の普通よりちょっとだらしないおじさん達。
どうやらこの人たちも僕と同じ打ち子のようだ。
こそっと近くに行き横でスマホをいじいじ。話を聞いていると、最新のゲームやテレビの話。時々よくわからない話をしてましたが多分パチンコの話でしょう。
しばらくするとパチプロの方が来ました。
パチプロが隣にいるだらしないおじさんたちに話しかけていたので、この人たちチームかぁなんて思っていると
パチプロ
渡されたのはよくわからないカード。
パチプロ
そのカードが何か分からなかったですが、落としたらヤバいって分かったので大切に持っていました。
パチプロとおじさんたちが話しているのを横でボーっとしながら聞いていると、再生列の時間に。
お店に戻って整理番号の順番に並びました。
いざ打ち子デビュー!
パチンコ初心者ということで、今回は現場のリーダーの隣で、教えて貰いながら打つことになりました。
現場リーダーは30歳いかないくらいの小太りの男性。大阪出身らしく時々関西弁が出る。
この人も大学生のころから打ち子のバイトをしてたらしく、大学卒業後に就職したが上手くいかずに打ち子のバイトに戻ってきたらしい。
打ち子歴はもう10年近いだとか。
打ち子の仕事は、パチンコ台で遊びながらデータを取るということ。
詳しいことは別の記事でまとめました。
パチンコの打ち子バイトは違法なのか?元打ち子がやった人にしか分からない裏側を教えます。
9時になり、いよいよ入店。
事前に店内MAPをしっかりと確認して、指定された台に向かいます。
今回打つのは「北斗無双」
パチンコ好きな方はみんな打ったことあるであろう人気&強い台です。
現場リーダーと隣の席に座りいよいよ実践。
パチンコの基礎知識から、データのつけ方まで細かく教えてもらいました。
雑談をしながらやってはいますが、ほとんどの時間がぼーーっとしながらハンドルを握ってるだけ。暇すぎて逆にきつかったってくらい。
12時頃になって、そろそろお腹が空き始めた頃。お昼ごはんはどうするのか聞いたところ
現場リーダー
なん・・・・だと・・・。
文句は言えないので我慢するしかないです。
そしてそこから3時間我慢してお昼の時間。台の上にある呼び出しボタンで店員さんを呼んで、休憩の旨を伝える。
すると台の番号と40分と書かれた紙を貰えた。どうやら、これが引換券になるらしい。
お昼休憩は近くの歌志軒でした。
僕の定番メニューは、ノーマル油そばに、もやしと温玉トッピング。最高です。携帯を触りながらゆっくり食べていると
現場リーダー
えっ・・・?今23分くらいだけど休憩は40分だからあと17分あるんじゃ・・・?
現場リーダー
( ゚д゚)ポカーン
勤務時間が朝9時から夜の9時までの12時間で休憩30分だと・・・・。
更に言えば開店前の整理券も取らなきゃいけなくてそれに合わせて通勤しようと思うと14時間以上働いてる・・・。
午後からは睡魔との闘い。パチンコをぼ~~っと眺めるだけで頭を動かすことがほとんどないです。
と、なるとめちゃくちゃ眠い。ましてやパチンコ好きじゃないし何にも面白くない。携帯触りたいけど横に現場リーダー居るし、寝るわけにもいかないし・・・。
現場リーダーは打ち子たちと頻繁に連絡を取り合っているようで、携帯をちょくちょく触ってます。
1時間くらいして睡魔も通りこした頃、ふと横を見てみると・・
現場リーダー寝てるやないか~いww
普通のバイトとの違いを見せつけられました。そしてその後も無心で作業を続けて夜9時。
現場リーダー
やっと終わったぁ~。初めて長時間パチ屋にいましたがしんどい。隣の席からたばこの煙が漂ってくるし、演出の音が大きすぎて耳鳴りがやばいです。
お店の外に出て、出玉のレシートを現場リーダーに。軽く雑談をしているとパチプロの方が車で登場。
車種は白のプリウス。クラウンとか乗ってきたらどうしようと思いましたが、何とかプリウスでした。(?)
パチプロ
しゅんてん
パチプロ
しゅんてん
ちなみに給料は日給8,000円。
12時間勤務の8,000円なので、時給換算すると666円ほど・・・。
分かってはいましたがめちゃくちゃ割に合わないです。
パチンコの打ち子のバイトを体験して思ったこと
打ち子バイトをやる前と実際にやってみてのギャップや、想像していなかったことなどを紹介していきます。
打ち子は思っていたよりも普通の世界
打ち子をやっている人たちは、頭のおかしい人もいないし、明らかに堅気じゃない人もいなくて、ただただ普通の人たちでした。
話を聞いた感じだと会社を辞めたり、会社に入れなかった人でパチンコ好きな人が行きつく先なのかなっていう印象でした。
もっと危ない人の元で危ない人たちが集まるものだと思っていたのでかなり印象は変わりました。
とはいえ、相手の素性は分からないので本当は危ない人たちかもしれません。
打ち子バイトのコスパは悪い
12時間労働で日給8000円。時給換算すると666円。
慣れてこれば、携帯は触れるし、座っているだけなので楽なバイトかもしれませんが、慣れてない人からするとかなり辛いです。
爆音の中12時間もいると外に出たときに耳鳴りがしました。タバコを吸わない人にとって隣の人が喫煙者だった場合、煙が流れてくるのでかなり気持ち悪くなります。
ただパチンコを打つのが好きな人、手渡しで貰いたい人にとってはいいバイトなのかもしれません。
あまりおすすめはありませんが、気になった方は是非こちらへどうぞ。
パチンコの打ち子バイトは違法なのか?元打ち子がやった人にしか分からない裏側を教えます。
後日談 ~打ち子をやめるまで~
元々パチンコやスロットはやらないため、打ち子のバイトは僕には合いませんでした。
ということで、初出勤が終わって数日してからラインで辞めたい旨を伝えました。
そしたら向こうもすんなりとOKを出してくれて、それ以来全く繋がりは有りません。
僕は1回しか出勤していなかったからかもしれませんが、向こうとしても無理に食い止める理由も無いのかなと思いました。(アツい店・台情報はありますが、時間が経てば分かるから問題なし?)
少しグレーなイメージがある打ち子バイトですが、無事何もなくやめることが出来ました。めでたし、めでたし。
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