しゅんてん
ゼミというのは大学生活の中の一大イベントで、飲み会でワイワイ騒いだりみんなで必死に卒論を書いたりと、楽しいことも大変なことも盛りだくさんです。
ゼミは、先生の性格や代々受け継いできたイベント事があったりと、ゼミによって雰囲気が大きく違います。
だから、「楽なゼミ」「楽しいゼミ」というのは必然的に人気になり、志望者が増えていきます。
しかし、ゼミにも定員があるので、行きたいゼミに行けない人がたくさん出てきます。
今回は、ゼミに入れる人を決める選考において、超重要なポイントである志望理由と自己PRについて紹介していきたいと思います。
~ゼミ選考の完全ガイド~
しゅんてん
ゼミに入るまでに必要な知識をまとめました!
順番に読んでいけば、ゼミとは何か・ゼミの選び方・ゼミ選考で勝ち抜くポイントなどを紹介していきます。
第1回
第2回
第3回
・ゼミ面接で必要な自己PRと志望動機を考えよう ←今ココ!
第4回
まずはゼミというものについて
大学の教育方法の一。教授などの指導のもとに、少人数の学生が特定のテーマについて研究し、報告・討論するもの。演習。ゼミ。セミナー。デジタル大辞泉
大学のゼミとは、15~20人ほどで集まり特定のテーマについて研究したり、ディベートしたりする授業のことです。
???
15人ほどの少人数だからこそ生徒同士が仲良くなれ、先生との距離も近く和気あいあいとした雰囲気で授業もしています。
気さくな先生ですと、ラインでふざけ合ったり、授業の後に急にご飯に誘われたりもしますよ(笑)
???
ゼミに入ると、飲み会や旅行に強制参加になりますし、卒論を書かなくてはいけなくなるので、嫌だなと思う人も多いはず。
個人的な感想としては、「楽しいけど、めんどくさいことも多いので無くてもいい」です。
そこら辺についても別の記事でまとめましたのでよかったらどうぞ。
ゼミって本当に楽しいのか?就活のために仕方なく入った先輩が教える裏話
教員ウケするゼミの志望動機の考え方と書き方について
ゼミの志望理由としてよく挙げられるのは
・自分の勉強したいこととゼミの研究内容に共通点がある
・そのゼミでしかできないことがある
です。
それぞれの志望理由を考えていきましょう。
志望理由が見つからない人へ
ぶっちゃけいうと、ゼミの面接で志望動機というのはそこまで重視されません(文系に限る)。志望動機よりも、「あなたの人間性」が見られています。
これは、教授が実際に言っていたことで、僕も面接官を経験した際に同じように思いました。
良い内容を話そうと頑張るのではなく、あなたがどのような人物で、どんな人付き合いができるのかをアピールしたほうがよっぽど効果的です。
①.研究内容を元にしたゼミの志望理由の考え方
STEP1. 行きたいゼミについて知る
一応ゼミは、ある事柄に関して研究する授業です。ゼミの研究内容に全く興味が無い人は、合格出来ないでしょう。
まずは、行きたいゼミではどんな内容を勉強しているのか、どんなイベントがあるのかを知りましょう。
ゼミの内容を知るには2通りあって、ゼミ要項を読む・先輩に話を聞く の2つです。
STEP2.ゼミの内容と自分の共通点を考える
一応ゼミは、ある事柄に関して研究する授業です。ゼミの研究内容に全く興味が無い人は、合格出来ないでしょう。
ゼミ要項や先輩の話から、ゼミで何をするのか・何を学ぶのかを箇条書きに書き出してみましょう。
そして、自分の興味のある学問・取っている授業・持っている資格・将来なりたい職業から、ゼミとの共通点を考えましょう。
この共通点こそが志望動機になります。
STEP3.共通点に関するエピソード
これがあるのと無いのとでは志望動機のクオリティが大きく変わります。
エピソードがない志望動機
私が〇〇ゼミを志望した理由は、〇〇ゼミが金融について深く学べるゼミであり、先輩方も多くの方が金融関連の企業へ就職しているからです。
なぜ金融について学びたいかというと、〇〇先生(志望するゼミの担当の先生だと好ましい)の金融論の授業を受けた時に金融という学問の面白さを知り、もっと深く学びたいと感じたからです。
しゅんてん
エピソードがある志望動機
私が〇〇ゼミを志望した理由は、〇〇ゼミが金融について深く学べるゼミであり、先輩方も多くの方が金融関連の企業へ就職しているからです。
なぜ金融について学びたいかというと、〇〇先生(志望するゼミの担当の先生だと好ましい)の金融論の授業を受けた時に金融という学問の面白さを知り、もっと深く学びたいと感じたからです。
最近ではファイナンシャルプランナーの資格の勉強を始めました。授業で習ったことを生かしながら毎日コツコツと勉強しています。
しゅんてん
エピソードとして使えそうなのは
資格・授業・インターン・ボランティア・バイト・etc
あたりだと思います。
②.ゼミの雰囲気をベースとした志望理由の考え方
正直、大学のゼミ選考会でしたら「ゼミの雰囲気が合う」くらいのフランクな志望動機というのも使ってもいいのかなと思います。
STEP1.ゼミの特徴を知る
先ほどと同じく、ゼミについて調べましょう。調べ方は ゼミ要項を読む・先輩に話を聞く です。
ゼミの特徴としてあげられるポイントは
飲み会・ゼミ旅行・レクリエーション・男女比・先生の性格・etc
などですね。
STEP2.雰囲気の中でどういう成長が出来るのか
次はゼミの雰囲気の中でどういった役割・どういった成長ができるのかを考えましょう。
例えば、飲み会やレクリエーションが多いゼミでしたら、遊びと勉強を両立できる雰囲気と捉え、遊びと勉強でオンオフの切り替えをきちんとして、どちらも全力で取り組む。
逆に勉強がメインのゼミでしたら、誘惑が多い大学生活の中で自分の目標に向けて、しっかりと学習に取り組む。
どういった雰囲気で、どういった行動をするのかを紹介しましょう。
③.志望動機まとめ & 例文
ざっくりですが、志望動機の例文を考えてみました。
文字数に関しては学校によって違うと思うので、うまく調整してください。
志望動機の書き方まとめ
しゅんてん
行きたいゼミについて知る
↓
ゼミの内容と自分の共通点を考える
↓
共通点に関するエピソード
ゼミの特徴を知る
↓
雰囲気の中でどういう成長が出来るのか
【例文】ゼミの雰囲気を使った志望理由
私が〇〇ゼミを志望した理由は、学業と息抜きとのオンオフが出来ているところに魅力を感じたからです。
先輩から他のゼミについても話は聞きましたが、勉強ばかりで楽しくなさそうなゼミや、逆に遊びばかりで為にならないゼミばかりでした。
しかし、〇〇ゼミでは飲み会やゼミ旅行・レクリエーションなど楽しい行事をやりつつも、勉強面ではフィールドワークを用いて1つのことについて詳しく学んでいる印象でした。
大学生として適度に遊びつつ、将来自分のためになることを学べる〇〇ゼミが1番有意義であると感じ、志望しました。
246文字
【例文】ゼミと自分の共通点を元にした志望動機
私が〇〇ゼミを志望した理由は、〇〇ゼミが金融関連について深く学べる環境だからです。
私は金融論の授業を通して初めて金融という学問に触れ、そこで楽しさを感じました。
将来、金融関係に就職することも視野に入れて、現在ファイナンシャルプランナーの資格も2級まで取得しました。
通常の講義では学べない深い部分まで知るには、金融に強い〇〇先生のゼミに入るしかないと思い志望しました。
183文字
ゼミ面接で受かるための自己PRの考え方
ゼミ面接では、必ずと言っていいほど自己PRを聞かれます。
「あなたの長所は何ですか?」「あなたの強みは何ですか?」という質問も自己PRの1種ですね。必ず聞かれる自己PRについては、しっかりと話せるようになっておく必要があります。
しゅんてん
STEP①.自分はどういった人物なのか考えてみよう
自分のことを紹介するなら、自分がどういった人物か知りましょう。
自分のことを知るための方法として2つ挙げられます。
・友達や家族に自分の印象を聞く
・過去のエピソードから自己分析をする
まず、友達や家族に聞くということ。
これは完全に客観的な印象を知ることができるので、自己PRを考える上でかなり効果的です。
次に過去のエピソードから考える。
例えば、高校生時代に頑張ったこと(部活・文化祭・趣味など)のことを思い出して、こういった時にこういった行動をするから自分はこういう人間だ というのを連想します。
高校時代は野球部に所属。高校になってから野球を始めたので周りの同級生よりも技術が劣っていた。だから毎日朝練習を欠かさず、追い抜くという気を持ちをもって練習に取り組んでいたらレギュラーを勝ち取ることができた。
このようなエピソードからは、毎日朝練習をする(努力家・自主性・継続力など)・追い抜くという気持ち(努力家・負けず嫌い・有言実行など)などの性格を読み取ることができます。
STEP②.過去の失敗エピソードも自己PRになる
自分にあまり自信がない人はなかなかいいところを見つけれないかと思います。僕もそうでした。
そういった人は、過去の失敗エピソードから自分の強みを探すこともできます。
というのも、長所は短所であり、短所は長所とも取れるからです。
例えば、1つのことに集中できないという短所は、さまざまなことにチャレンジするという長所になります。
周りに流されやすいという短所は、協調性があるという長所としてとらえることが出来ます。
長所であろうと短所であろうと、どちらも自己PRで使える長所になりうるのです。
だから過去の失敗エピソードから自己PRを考えるのもアリだと思います。
STEP③.自己PR文を考える
①と②で自分の性格は大体わかったかと思います。
そしたら実際に自己PR文を考えていきましょう。
志望動機の書き方でも言いましたが、文章を考えるときはエピソードとともに話すのが鉄板です。自己PRでもエピソードを交えて話しましょう。
しゅんてん
③-1.結論を最初に言う
自己PRをいうときに自分がどういう人間かを伝えたいので、1番初めに自分がどういった人間かを伝えましょう。
私はコツコツと努力できる人間です。私が高校生の時に・・・
③-2.エピソードの構成を考える
次に、自分を表す言葉に関するエピソードの構成を考えていきます。
流れとしては
起→背当時の自分・周りの状況
承→自分に訪れた問題・悩み
転→その問題・悩みを解決するために行動した内容
結→行動した結果、何を得たのか
この起承転結に沿ってエピソードを組み立てましょう。
自己PRまとめ&例文
自分がどういった人間かを知る
↓
短所でも長所になる
↓
エピソードは起承転結を意識する
私は、継続して努力できる人間です。
高校時代はテニス部に所属しておりました。最初の1年は楽しくて毎日参加していたのですが、2年生の大会で1回戦で負けてしまってからは熱意が薄れていき、時々サボってしまうことがありました。しかし、友達が県大会に出場し本当に嬉しそうな姿を見て、自分が情けなると同時に、自分も同じ舞台に立ちたいと思いました。それから1年間は、毎日朝練習と授業後の練習に取り組み、自主練習にも力を入れました。3年生の最後の大会では、無念にも2回戦で負けてしまいましたが、この経験から努力することの大切さを知りました。そのため、私は継続して努力できる人間です。
しゅんてん
ゼミの志望理由と自己PRの書き方まとめ
志望理由の書き方まとめ
- ゼミの研究内容をしろう
- ゼミの内容と自分との共通点を考える
- 興味のある学問の理由付け
自己PRの書き方まとめ
- 自分を表す一言を1番初めに言う
- エピソードを付ける
- エピソードは起承転結を意識
~ゼミ選考の完全ガイド~
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第1回
第2回
第3回
・ゼミ面接で必要な自己PRと志望動機を考えよう ←今ココ!
第4回
【番外編】第1志望のゼミに落ちてしまった場合。
僕自身も第1志望のゼミに落ちてしまい、現在第2志望のゼミに所属しています。やはり定員がある以上、希望通りにいかない人のほうが多いですね。
第2志望のゼミは本来行きたくなかったはずのゼミ・行きたいけどそこまでのゼミなので、正直、志望度は低いですね。となると困るのは「第2志望のゼミの志望理由」です。
面接官からしても、「第1志望じゃないんでしょ」と思ってしまいますね。まぁ学校のゼミ面接でそんな意地悪なコト言う人は少ないと思いますが・・・。
ゼミの二次募集で使える志望理由
【例文】1次志望のゼミと似た内容のゼミの場合
私は経済学の中でも金融について学びたいと思っています。第1志望では金融業界に強い〇〇ゼミを志望しましたが、残念ながら落ちてしまいました。しかし、金融を学びたいという気持ちは変わらず、〇〇ゼミ(第2志望)を志望しました。
第一志望が落ちてしまったことは素直に伝えて、第一志望と第二志望のゼミの共通点を見つけて、そこを志望し理由にすると良いですね。
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