しゅんてん
日本クレジット協会の調査によると、日本の大学生の約54%がクレジットカードを所有しています。
僕の友達もちらほら持っている人は居るのですが、よく「カード使いすぎちゃって来月の請求が怖い」なんてことを聞きます。
クレジットカードは借金のようなものなので、いくらでもお金が湧いてくる魔法のカードではありません。
驚くことにYahoo知恵袋にはこのような相談も寄せられています。
私は19歳の大学生です。大学に入り一人暮らしをして、好奇心でクレジットカードを作ってしまいました。最初の半年位は払っていたんですが、段々払えなくなり、リボ払いで支払いも追いつけなくなり、利息が増えついには去年の11月位から払えなくなりました。
持ってるカードは6枚でそのうちの一枚は限度額30万で後の5枚は10万、合計80万です。
カードを作る時に未成年なので親権者確認があったのですが、親にバレたくなかったので、両親と違う名前を書きました。
そこで質問なのですが、未成年で任意整理等は可能なのでしょうか?
あと、未成年の契約は無効とネットサーフィンしててたまたま見たのですが、私とのクレジットカード会社の契約では無効に持って行ける裏技(無いとおもいますが)などはあるのでしょうか?厳しい意見でも結構です。
お詳しい方、お願いします。
確か使い方を間違えると質問者のような状態になってしまうかもしれません。
しかし、正しい使い方を知っていればクレジットカードはとても便利でお得なアイテムです。
今回は、大学生向けにクレジットカードの正しい使い方や、やってはいけないことなどを紹介していこうかと思います。
クレジットカードとはどういうものか
???
なんてことを言う人もいますが、そんなケースは極稀です。
ただ使い方を間違えると金欠になってしまったり、支払いが滞りカードが使えなくなってしまうこともあります。
そうならないためにも正しいクレジットカードの知識と使い方を考えていきましょう。
クレジットカードはお金の前借り
クレジットカードはお金を前借しているようなシステムです。
お店でクレジットカードを使って支払った時は、あなたのお金は減りません。クレジットカードの会社が代わりに支払ってくれています。
借りたものは返さなくてはいけないので、後日指定された日(支払日)に自分が使った額をまとめてクレジットカードの会社に支払うのです。
カードはお金が無限に湧き出てくるものではなく、本質は現金と変わりません。
自分の給料以上に使えば破綻しますし、使いすぎたら生活が苦しくなる。
現金であろうがカードであろうが、自分の収入に合った使い方をしなくてはなりません。
支払いが滞るとブラックリストに入るかも
もし今月の家賃がどうしても払えなくて友達から5万円を借りたとして、返済が長期にわたって遅れていると友達からの信用を失います。
そりゃお金を返してくれない人にはお金を貸したくないですよね。
クレジットカードも同じで支払いが滞っている人に対して信用度が下がります。
一般的に60日以上支払いが遅れてしまうと「ブラックリスト」に入ってしまい、カードローン・住宅ローンなどのローンが組めなくなる可能性があります。
そうなってしまっては一軒家を建てることは難しくなりますし、絶対に支払いが遅れるような使い方をしてはいけません。
クレジットカードで借金地獄になってしまう理由
よくあるクレジットカードを使いすぎてしまい、借金だらけになってしまうような状況を回避するためにはその原因を知りましょう。
借金という意識が低い
クレジットカードは借金と思うべきです。
クレジットカードとは、買い物などでの支払いを一時的にクレジットカード会社が支払ってくれるカードです。
そして決められた日(支払日)に自分が使った分をまとめて払います。
ですが、クレジットカードを使っていると財布の中の現金は減りませんし、銀行の口座の預金も減りません。
そういった性質上から、現金しか持っていない時よりもクレジットカードも持っている時のほうが、お金を使っているという感覚が薄れて使いすぎてしまうことが多いです。
自分の収入に対して使う額が多すぎる
単純にクレジットカードを持って浮かれてしまい使いすぎてしまうパターンは多いです。
この場合は借金地獄になるコトは無いですが、支払いが何度も遅れてしまいブラックリストに入れてられてしまう可能性もあります。
クレジットカードには上限金額があらかじめ決められています。大学生の場合は大体が10万円上限です。
大学生で毎月安定して10万円稼ぐことは難しいのにもかかわらず、カードで買い物をするのは簡単なのでついつい使ってしまうのかもしれません。
こういった場合ですと次のようなケースに陥る可能性があり、そうなったときは借金地獄になる可能性が高くなります。
リボ払いを利用している
クレジットカードを持って使いすぎてしまい、次の支払日にお金が足りない・・・。
そうなってしまった時に「裏技のように見えるが実際はとても危険な方法」があります。
それがリボ払いです。
リボ払いのしくみは、毎月の支払額を一定の金額に固定して、金利とともに返済していくというものです。よく似た支払方法に分割払いというものがありますが、こちらは支払回数を決めて支払うというしくみになっています。
リボ払いは、一回払いや分割払いとは異なり、高額商品を購入した場合でも、毎月の返済額は一定になるため、手もとにまとまったお金がないという場合でも支払いができるという特徴があります。ただし、利息が発生するため、リボ払いを利用しすぎると、支払い総額が高額になるケースがあります。そのため、リボ払いは、無理のない範囲で計画的に利用することが重要になるのです。
リボ払いは高い買い物をしても支払う金額を一定額に設定できるため、毎月の負担は少なく一見便利そうに見えます。
しかし、リボ払いには手数料(利子)が掛かるため、実際の買い物額よりもより多くお金を支払う可能性があります。
更には、手数料(利子)がどんどん増えていくと、手数料の額が増えていき元本(商品代など)を支払う金額が減っていき、手数料だけを支払うような状態になる可能性もあります。
これがいわゆる「リボ地獄」と呼ばれるものです。
大学生の正しいクレジットカードの使い方
先ほど紹介したようなケースにならないことを意識しながら、大学生の正しいクレジットカードの使い方を考えてみましょう。
アプリやHPで定期的に利用額を確認する
使いすぎないようにするために重要なのは「現在いくら使っているのかをしっかりと把握する」ことです。
よくあるパターンとして
???
???
とか。
そりゃいくら使ったかもわからないのに生活していたら使いすぎてしまいますよね。
財布の中身が空っぽなのに買い物できちゃうんですもの(笑)
だからこそ常にいくら使っているのかを把握することが大切。その方法としてはクレジットカードのアプリやホームページで確認することです。
僕は現在、三井住友カード・学生専用ライフカード・JALカードの3つを持っていますが
三井住友カードは、Vpass
学生専用ライフカードは、公式ホームページ
JALカードは、DCWebサービス
でそれぞれ確認できます。
お小遣い帳をつける
アプリやホームページと同じように、お小遣い帳を使ってカードの利用額を管理するのもオススメです。
僕が愛用している らくな家計簿というアプリは、シンプルなデザインで使いやすくそこまで手間にもなりません。
こんな感じで 利用額+使い道 まで細かく設定できるので、節約効果もかなり期待できます。
限度額は10万円までにする
クレジットカードには利用額に上限がもうけられています。
大学生が作るクレジットカードは基本的に10万円が上限となっているので、それ以上は使えません。
もしもクレジットカード上限を引き上げている場合は、使いすぎないように10万円に戻したほうが良いかもしれません。
旅行費や高額な買い物をクレジットカードでしたいときは、「一時的な上限の引き上げ」をしましょう。
まとめ
私はクレジットカードを大学1年生から使っていますが、とても便利でいろいろなところで得をしていると感じています。
使い方によっては怖い一面もありますが、しっかりと考えて使えば本当に便利なものです。
しゅんてん
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