しゅんてん
今回は、大学生が自分専用の車を保有した際に掛かる費用をまとめました。
保険料から月々のガソリン代まで紹介するので、1つの目安として参考にしてください。
車が欲しいと思っている学生は注目
車は欲しいけど簡単に買えるものでは無いですね。
だからこそしっかりと下準備をして計画的な購入プランを立てることが大切です。
まずは車にまつわるお金などについて、しっかりと知っておきましょう!
第0回:番外編
・車を持つと彼女が出来る⁉マイカー持ちの異性関係を調査しました
第1回:車にかかるお金について
・大学生の車の維持費まとめ|月いくら?実体験から紹介します ← 今ココ!
第2回:反対する親を説得しよう
第3回:実際に車を選んでみよう
大学生は自力で車を維持するのは無理?
しゅんてん
僕は大学2年生の時に40万円の中古の軽自動車を購入し、大学卒業しても保有しています。
実体験から言わせてもらうと、余裕で維持できます。
ちなみに、車購入時の40万円も維持費もすべて自分のバイト代から捻出しました。それでも余裕でした。
僕が実際にかかった維持費(毎月)
毎月かかるお金:ガソリン代
1年に1回かかるお金:自賠責保険・任意保険・自動車税
不規則にかかるお金:修理費・点検費
しゅんてん
当時の僕の状況
- 通学では使っていない
- 毎週末は車を使って出かけていた
- 1年で7,000kmほど走行
- 古い車なので燃費は悪い
僕が掛かった費用(1年間)
- 修理:8,000円(自損事故)
- 点検:3,000円(ファンベルト関連)
- 自賠責保険:15,000円
- 任意保険:29,580円
- 軽自動車税:10,800円
- ガソリン代:約100,000円(2ヵ月に3回ペース・1回3,000円)
合計:166,380円(1か月13,865円)
しゅんてん
僕が購入したのは中古車ということもあり、いつ不備が出るか分かりません。1年目は1か所だけでしたが、2年目に2か所直して計3万円ほどかかりました。
修理する箇所によっては数十万円になることもあり、やはり中古車を購入する際は慎重になる必要があると思い知らされました。
ちなみに自動車保険は親の名義で登録して年齢制限を解除することで、かなり安く済んでいます。
そこら辺については後々紹介していくのでこのまま読んでいってください。
大学生が車を持つときの費用
車を持つにはさまざまな維持費が掛かります。
1つ1つ見ていきましょう。
車にかかる税金
自動車税・軽自動車税
自動車税は車の「排気量」によって変わってきます。
軽自動車と普通自動車(1リットル以下)では大きな差(18,700円)があることが分かります。普通車は排気量毎に5,000円ほど変わってきますね。
ちなみに排気量1リットル以下の車は、「スズキのスイフト」「トヨタのヴィッツ」などのコンパクトカーあたりになりますね。
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の重さによって値段が変わります。もうよくわからないですね。
新車の場合は、新車登録から3年。中古車の場合は2年ごとに支払う必要があり、車検と同時に支払うことになります。
軽自動車の場合は重量に関係なく一律、3,300円/1年です。
普通車の場合は、0.5トン毎に4,100円/1年です。
つまり、中古の軽自動車の場合は2年ごとに2年分をまとめて払うので「3,300円×2年分=6,600円」
新車の普通自動車1.6トンの場合は購入して3年分を支払うので「4,100円×4(0.5トン毎に加算されるため)×3年分=49,200円」
かなりの差があることが分かります。
自動車保険
自賠責保険
こちらは自動車に乗る場合、必ず入らなくてはならない保険です。法律で決められていますので、破った場合は罰金が科されます。
契約年数は12ヵ月~37ヵ月といろいろ選べますが、今回は12ヵ月契約で見ていこうと思います。
- 自家用 乗用自動車(普通自動車):15,520円
- 軽自動車:15,130円
ここに関しては大きな差はありませんね。
任意保険
こちらは文字通り任意で入る保険です。
???
と思うかもしれませんが、自賠責保険では対人事故の補償額に限度があり、対物事故・自分のケガなどに対する保証はついておりません。
そのため自賠責保険だけですと、事故を起こした時の支払いはほとんど自分で賄わなくてはなりません。事故の賠償額って数千万円を超えることもあり得るため、必ず任意保険にも入る必要があります。
任意保険を提供する会社はたくさんありますし、保険加入者の状況によって大きく値段が変わってきます。しも未成年の方の個人名義で保険に入ろうと思うと年間20万前後くらいになると思います。
流石に高すぎるので、定番の保険の入り方としては、車を親名義で契約し、保険の範囲を「家族限定 年齢制限なし」が多いと思います。
自動車ランニングコストさんの自動車保険見積もりを利用して大体の相場を見ていきましょう。
- 本人契約・本人限定・年齢制限なし・車両保険なし:年間120900円(月々10200円)
- 親名義契約(等級10)・家族限定・年齢制限なし・車両保険無し:年間97500円(月々8300円)
大体10~15万円あたりで見ておきましょう。
保険を安くするにはネットで比較検索をしたり、親御さんの等級をお子さんに移したりといろいろな方法があります。
ガソリン代
ガソリン代はその時々で価格がかなり変わってきます。
ここ10年間でレギュラーガソリン1L/100~160円の間を推移しています。
bang!さんの調査によると「月平均13,382円」という結果だそうです。こちらの結果は、全年齢対象・車種不問なので大学生向けとは言えませんが一応目安として参考にしてください。
駐車場代
自宅に駐車スペースがあれば0円で済みますね。
自動車保険ガイドさんの調査によると、「月極駐車場の平均は8,288円」とのことです。もちろん都会のほうが高く、地方につれて安くなっていくので、参考までに。
定期メンテナンス費
車検とは別に、定期的にメンテナンスをすることでより安全に利用することが出来ます。
エンジンオイル・オイルエレメント・タイヤ・ワイパーゴムなどなど定期的に交換が必要になるものがいくつかあります。
特にエンジンオイルは半年に1回・走行距離5,000kmに1回などと言われています。
エンジンオイルの交換は、軽自動車ですと工賃+オイル代で2,000円ほど。普通車ですと3,000円ほど。
メンテナンス費用は、車種やメンテナンスを受ける場所によって大きく変わってきますので、これ以上になることもありますしこれ以下になるコトもあります。
車検代
車検は新車購入から3年後、その後は2年毎に受ける必要があります。
もしも検査で修理しなくてはならない重大な不具合が見つかった場合は追加料金が掛かります。今回は、追加料金なしの基本料金の相場を見ていきましょう。
- 普通車コンパクトカー:8~10万円
- 軽自動車:4~6万円
大体これくらいの値段になります。
車検は、ディーラー・ガソリンスタンド・大型カー用品店などと様々な場所で受けることが出来ます。それぞれによって価格帯も変わりますし、独自のサービスなどもあります。
しっかりと比較してから車検先を選ぶことが大切でしょう。
いろいろなパターンの維持費を計算してみた
19歳大学生・中古軽自動車
通学で利用:週5日(往復20㎞)
遊びで利用:週1回(往復30㎞)
軽自動車を購入した時・・・
- ガソリン代:約4,420円
- 任意保険:約10,000円
- 自賠責保険:約1,300円
- 車検代:3,000円
- 軽自動車税:900円
- (駐車場代:10,000円)
月々:21,100円(+10,000円)
燃費15km/L・レギュラー130円で計算・任意保険は自分名義で加入するとする・任意保険年間120,000円を月換算・自賠責保険15,130円を月換算・車検代70,000円を月換算・自動車税10,800円を月換算
20歳大学生・中古普通車
遊びで利用:週2回(往復30㎞)
普通自動車を購入した時・・・
- ガソリン代:約2,000円
- 任意保険:約10,000円
- 自賠責保険:約1,300円
- 車検代:3,300円
- 自動車税:2,850円
- (駐車場代:10,000円)
月々:16,600円(+10,000円)
燃費15km/L・レギュラーで計算・任意保険は自分名義で加入するとする・任意保険年間120,000円を月換算・自賠責保険15,520円を月換算・車検代80,000円を月換算・自動車税34,500円を月換算
21歳大学生・中古軽自動車
通学で利用:週5日(往復20㎞)
遊びで利用:週1回(往復30㎞)
軽自動車を購入した時・・・
- ガソリン代:約4,420円
- 任意保険:約6,000円
- 自賠責保険:約1,300円
- 車検代:3,000円
- 軽自動車税:900円
- (駐車場代:10,000円)
月々:14,700円(+10,000円)
燃費15km/L・レギュラー130円で計算・任意保険は自分名義で加入するとする・任意保険年72,000円を月換算・自賠責保険15,130円を月換算・車検代70,000円を月換算・自動車税10,800円を月換算
22歳大学生・中古普通自動車
遊びで利用:週4回(往復30㎞)
普通自動車を購入した時・・・
- ガソリン代:約4,160円
- 任意保険:約5,700円
- 自賠責保険:約1,300円
- 車検代:3,300円
- 自動車税:2,850円
- (駐車場代:10,000円)
月々:14,400円(+10,000円)
燃費15km/L・レギュラーで計算・任意保険は自分名義で加入するとする・任意保険年間68,000円を月換算・自賠責保険15,520円を月換算・車検代80,000円を月換算・自動車税34,500円を月換算
ガソリン代を甘く見ていると結構な出費になります通学で頻繁に運転する人は車を選ぶ際に燃費を気にしたほうが良いです。
任意保険は21歳を超えると一気に安くなります。また、親の名義で入ったり、等級を受け継いだりすると安くできます。ここら辺の知識については別の記事でまとめています。
あとは駐車場代があるか無いかで結構変わってきます。家に駐車できるようでしたらかなり楽になります。
結論:大学生でも中古車であれば、十分買える
ここまで見てくださった方は分かったと思いますが、大学生でも車は買えます。車の維持費なんてたかが知れているのです。
大変なのは車を購入するまでにお金を貯めなくてはならないということ。安い物ですと数万円で買える中古車はたくさんありますが、あまりにもグレードの低い物を買ってしまうと修理費などがかさみ、結局のところかなり高くつくということもあります。
安物買いの銭失いとでも言いましょうか。
もしも親御さんが車を買ってくれるけど維持費で悩んでいるのなら、今すぐに買いましょう。車があることで学生生活はグッと楽しくなります。
自分で買うなら良いと言われているなら今月から貯金を始めましょう。毎月3万円貯金していけば、大学2年の途中には買えるでしょう。
あまりバイトに力を入れていない人は、レンタカーやカーリースなども視野に入れましょう。
カーリースは月々1万円で保険料やメンテナンス代も含まれているので、かなり安く自家用車を手にすることが出来ます。しかし、重大事故時にまとまったお金が必要であったり、リース後の残金のことなど、いろいろなデメリットも持ち合わせています。
車を欲しいからと言って焦って買うのではなく、自分の状況に1番合った車の保有の仕方というのを考えていくことが大切です。
番外編:もしも新車を買うとすると
新車を購入しても維持費はほとんど変わりません。
ですが、大学生が新車を一括で買うのはほぼ不可能だと思いますので、「ローン」を組むことになります。
ローンは保証人を付けるなどすれば通る可能性もありますが、おすすめはしません。
ローンというのは借金なので、いくらかの利子を付けて返さなくてはなりません。学生ですと月々の返済額が少なく、完済するまでに時間が掛かるため利子も多くかかります。
100万円の車を購入したとして、十数万円くらいは利子としてプラスアルファして返さなくてはならないのです。
よっぽどの車好きでしたらそれでもいいかもしれませんが、「友達と遊ぶために車が欲しい」程度なら、中古車にするべきです。
車が欲しいと思っている学生は注目
車は欲しいけど簡単に買えるものでは無いですね。
だからこそしっかりと下準備をして計画的な購入プランを立てることが大切です。
まずは車にまつわるお金などについて、しっかりと知っておきましょう!
第0回:番外編
・車を持つと彼女が出来る⁉マイカー持ちの異性関係を調査しました
第1回:車にかかるお金について
第2回:反対する親を説得しよう
・【学生必見】車購入に反対する親を納得させる方法 ← 今ココ!
第3回:実際に車を選んでみよう
コメントを残す